コーヒーマメ

あの頃、君を追いかけたのコーヒーマメのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
4.1
“純愛”と“下ネタ”
相反する二つの要素を交えることができた奇跡!!
クラスNo.1の優等生の美少女と、彼女を狙うバカ丸出しの男子高生たちの送るキラキラした青春模様に、テレビの前で独り夜な夜な奇声を上げる。
「羨ましいなあ!?クソヤロォォォォォクソヤロォォォォォォクッソヤロォォォァァオオ」

まずね、どれだけ授業態度が悪いからって、優等生の女子高生(しかも可愛いぃぃ!!)の前の席に移動させられることなんて絶対ないから!!!!
実際にあんな可愛い子の前に座れるなら、どんな悪事だってやりますよ!?

そのうえ、忘れた教科書を貸してくれたくらいで、わざわざ優等生(しかも可愛いぃぃ!!)が馬鹿男に勉強の面倒を見てくれることなんてないから!!
オリジナルのテストなんて作ってくれないから!!!
実際なら、さらに見下されるだけだから!!!!

それでも、本作は、「男のためのラブコメ映画」といっていいと思う。
恋愛映画にもかかわらず、授業中にオナニー対決するわ、寮でも皆でオナニー大会するわ、いきなり格闘技大会始めるわ、、。
リアル高校生の自分が観ても唖然としちゃうレベルの、性欲の凄まじさと、純粋さは、大量生産され続ける少女漫画原作の邦画とは一線を画していた。

彼らのバカっぷりに、初めこそ、「何こいつらキメェ」なんて思ったものの、主人公とヒロインが良い感じになり始めたころには、もう作中の彼ら彼女らの虜になっていた。
青春映画において、登場人物のキャラを立てることはマスト。
美山加恋似のヒロインの美少女をはじめ、馬鹿だけど優しい良いヤツの主人公、いつも勃起してる留学志望の男、マジシャンぶる男など、仲良しグループ全員に強烈な色を持っている。

馬鹿馬鹿しくてあり得ないストーリーなのに、終始、笑いながら面白く観ることができた。
昼休みにくだらない話を友達と楽しむ、あの時間と通ずるものがそこにはあった。