やのちゃん

あの頃、君を追いかけたのやのちゃんのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
4.5
断トツで好きな青春映画に出会ってしまった…。一見幼稚な映画なんだけど、この"甘酸っぱくて思い返すと恥ずかしくなっちゃうような初恋"と"下品な下ネタ"のバランスが絶妙。日本の綺麗めな恋愛映画なんかよりもすっごくリアルなのも惹かれました。
"青春とは恥と後悔と初恋でつくられる"っていうキャッチコピーなんだけど本当にその通りだなと。見終わったあとはなんだか切ないような恥ずかしいような気持ちが入り乱れて泣けます。今思い返すとくだらないことで悩んでばかりだったけどあの時の一瞬一瞬にはすごく重要な出来事で、それがあったからこそ今の自分があるのかなって。"無駄な努力も人生のうち"っていうヒロインのセリフでそう思えました。

「あの頃ペニーレインと」が最高の青春映画だって思ってたけど、これに対抗しうるいい映画でした