カツマ

あの頃、君を追いかけたのカツマのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
3.6
もしあの日あの時間に戻れたら、きっと違う未来が待っていたと、今も思うことがある。しかし、時間は戻らない。青春と呼ばれた時代は遥か彼方へと消え去って、大好きな人がこの世の全てだったあの日をふと懐かしく思い出す。普遍的な青春の1ページを凝縮して瑞々しい感性で描いたこの作品を見て、ふといつかの記憶が脳裏をよぎる。青春の美しさは大人にならなければ分からないもの。そんな『あの日』と『今』を対比させて、大人になるための階段を登らせていくお話です。

舞台は台湾の高校。悪ガキの問題児コートンは同じ不良仲間達とともにイタズラを働き、教師に怒られる学校生活を送っていた。友達はみなクラスの美少女チアイーに片想い中。コートンは最初は優等生のチアイーの存在を面倒に感じていたが、次第にチアイーへの対抗心から勉強に燃えるようになる。コートンとチアイーは勉強を通して、一緒にいる時間が増えていき、いつしか惹かれ合うようになっていく。互いに気持ちには気付いていながらも、2人は高校を卒業し、別々の大学へと進学していくのだが・・。

チアイー役の女優さんはかなりの美女なので、確かにあのポニーテールは破壊力抜群。なかなか下ネタが多いのですが、恋愛に関してはピュアを貫いてくれたところは好感度が高かったです。
そして、この映画を見てから知ったのですが、どうやら今年日本でリメイクされるようですね。どうしても台湾映画のこの瑞々しさは日本映画では再現しづらいところがあるので、せめてストーリーはあまり変えずにリメイクしてほしいです。
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