きゃん

あの頃、君を追いかけたのきゃんのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
4.8
幼稚な男子と優等生女子の青春ラブストーリー。高校生活をクラスの悪友とバカばっかりやって、クラスのマドンナへのアピール合戦をして過ごすコートンの切なくて甘酸っぱい初恋の物語。

序盤から下ネタ満載でこの映画大丈夫かな?って思って見てたけど、そんなこと吹き飛ばすくらいの爽やかさがある。青春が全て詰まっている。男子ってバカだなって思うようなこといっぱいあったけど、同じ女の子を好きになって、張り合い妬みながらもお互い応援し、ずっと良い仲間でいられるのってうやらましいなって思った。女子ってその辺ネチネチゴタゴタしちゃうから。

コートンが全力でチアーイを追いかける姿はキラキラ輝いていた。お互いがお互いを思っているのに、ここぞというときに自信が持てないコートンと、相手からの告白を待っていて自分からは踏み出せないチアーイのなかなか進まない恋は見ていてもどかしくて仕方がない。好きな気持ちが大きい程すれ違いも大きくなるんですよね。クリスマスデートはまさに理想のデート。スローモーションの演出が素敵すぎた。

素敵なセリフがたくさんあった。
・恋はつかめないうちが一番美しい
・夢が叶う者は才能のある者じゃない。最後まで諦めない者だ。
・君が好きだったあの頃の自分が好きだった
・本当に好きでたまらない人なら愛され、大切にされるのを心から祝福できる。永遠に幸せであれと

他にもたくさん。

甘酸っぱく切なくも後味は爽やか。笑って泣ける作品。「青春は、恥と後悔と初恋で作られる」
ポニーテール最強説‼︎
きゃん

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