やし

あの頃、君を追いかけたのやしのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
3.8
"背中の青い染み"ーーこれが僕の青春


良いじゃん!

前評判通り、出だしは下ネタ。
(あだ名が"勃○"て💦)
(授業中にあんなことするなんて💦)
そこから意外にもピュアピュアに悪ガキ共の恋と青春の物語が始まる。


皆が想いを寄せるヒロイン、確かに可愛い。(ちょっと磯山さやか似)

「軽蔑したくない。本当に軽蔑するのは学校の成績でなく、自分は頑張りもしないのに人の努力を馬鹿にする人」

優等生のチアイーと、悪ガキのコートン、
髪型を賭けた試験の勝負とかいーよね。
どんだけポニーテール好きだよと(笑)


高校生パートが約半分、卒業後のパートもしっかりあってたっぷり台湾の青春を感じられる。

ちっちゃな気球みたいなのを飛ばすとことか、夜空に向けた電話とか、ジワッときた。

"アップル・オブ・マイ・アイ"
(僕の一番大切な人)

この手の作品あまり観ないんだけど、邦画でもこれだけの良作ってあんまないんじゃない?


卒業式で『仰げば尊し』が流れていたり、台湾の親日を感じるシーンが結構あるのも楽しい。
天下一武道会(ファイトクラブ?)では、デンプシーロールが繰り出されいたり、井上雄彦(『SLAM DUNK作者』)や、飯島愛(AV女優)など、日本の著名人の名前が出てきたりしてね。


「これからも幼稚だ」


エンディングのおまけで、監督とメイクの共謀が。
スタッフも幼稚だね(笑)
やし

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