はやし

新しき世界のはやしのネタバレレビュー・内容・結末

新しき世界(2013年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

登場人物をめぐる絶妙な駆け引きと緊張感と権謀にものすごくドキドキしながら鑑賞。2時間とは思えないボリューム感だった。
ヤクザ企業に8年も潜入する警察官の主人公が、(警察の)上司の指令に追い詰められている苦悩が痛いほどに伝わってくる。警察の正義に従って行動している上司も、犠牲を強いてる自身の矛盾に葛藤しており、憎めない。
そんな中で(ヤクザ企業の)兄貴分だけが、人情があった。主人公の正体を知った後、手を下さなかった甘さに足元を掬われることになっても、最期まで主人公の味方であり続けてくれて、見ている側も救われた。
ストーリーに全く無駄がなく、これだけまとめられるのはすごい。
あまりに重くて見返す気にはなれないけどね。
はやし

はやし