さとし

トランス・ワールドのさとしのレビュー・感想・評価

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.6
最初は「トランスワールド」と聞いて想像した内容はトランスジエンダーの人がたくさん出て来る映画なんだと思っていました。

しかし、これは2011年に製作され「トマホーク ガンマン vs. 食人族」のプロデユーサーが監督を務め「キャビン」と「10 クローバーフィールド レ-ン」をクロスオーバーさせたようなSFサスペンスになっていますが、ほとんどが人間ドラマ色が強い作品になっています。

終わってみれば、製作費をクライマックスに使ってしまい何となく前半は退屈な立ち上がりになりましたね。しかし、革を剥すようにして次々と仰天する真実が明かされ気がつくとハマっていました。

それにしても、俳優さんの演技はさすがですね。一人はクリント イーストウッドの息子さんですからね。演技には定評があります。ジョデイー役の女優さんはおそらくビル パクストンの娘さんかと思います。サマンサ役の女優さんは「インヘアレント バイス」に出演していたらしいですね。今度見てみます。

とにかく世界観が斬新で良かったですね。あまりこういうの見なくなりましたね。パラレル ワールドでもないですしね。まあ、「トランスワールド」なんでしょうね。それしか言いようがないです。

それにしてもクライマックスはアクションで締めましたか・・・。なかなか手がこんでいて良かったです。最後に走るシーンはカメラの動きが連動していて素晴らしかったです。

しかし、最後のオチは”なんだ!”感じでちょっとガッカリもしました。もう少し壮大なオチがあったら良かったです。あと前半ジョデイーをあまり好きになれませんでしたが、徐々に慣れてきました。

あまり期待を高くしないで見ることをオススメします。
まあまあでしたね。
さとし

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