とても静かに話が進む作品。無駄な会話、効果音などの調味料はほとんど入っていません。それでも不思議と味が出てくるのです。
トラック運転手が見ず知らずの母娘を彼女たちの親戚の家まで送る、長いようで短くも感じる旅。
目的の地に向かう、終わりがあることは分かっている、この旅をいつまでも続けることはできないことも分かっている。
最後に何をすれば、何を言えばこの気持ちが伝わるだろう。運転手の心のさざ波、耳にするはずのないその音が聞こえてきます。
(メモ)
赤子のまなざし
パラグアイからアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまで