しゅん

月の寵児たちのしゅんのレビュー・感想・評価

月の寵児たち(1985年製作の映画)
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邦題「月の寵児たち」
イオセリアーニのフランス亡命後最初の監督作品。まずタイトルがカッコいいですね。
この人は過激さを日常にとけこまして描くのが本当にうまい。テロリズムや盗賊団がさらっとユーモラスに描かれてる今作はより非情な感じで、人生の危機にあたった人に対して運命が容赦ない。特にハゲ頭の科学者が可哀想すぎる。19世紀に造られた皿と絵画の変転をモチーフにしているんだけど、その扱われ方がひどすぎるのも泣ける。
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