リダクテッド 真実の価値の作品情報・感想・評価

「リダクテッド 真実の価値」に投稿された感想・評価

ゆり

ゆりの感想・評価

2.5
たんたんと話が進んでいった。
面白さはない
観ました。

戦争の真実はひとつではない。
明るみに出ないものもある。認めたくないこともある。
何と戦っているのだろうか。
何がいったい良い事があるのだろうか。
胸が苦しい。
初公開時の映画館(シアターN渋谷)にて鑑賞。

これまで映画の中で多数の殺人を描いた映画監督ブライアン・デ・パルマも、ときに『正義の人』となる。それは兵士が戦場で一般人(少女)に対して強姦殺人という非人道的行為を働き、その事実のメディア露出が少ない時だ。かつてのデ・パルマ監督作品「カジュアリティーズ」然り、本作然りである。 

デ・パルマ監督は「キャリー」では超能力少女による大量殺人、「ボディダブル」では女性の腹に電気ドリル貫通殺人、「殺しのドレス」ではエレベーター剃刀殺人など、数々の殺人シーンで観客を驚愕させてきた。それらは『あくまでも虚構』という前提でデ・パルマ作品と対峙できた観客を映像美で圧倒し陶酔させてくれるものであった。 
しかし、本作は冒頭で「この映画はフィクションだが事実に基づいている」と述べた上で事件を描いている。監督にとっては事件自体が虚構ではないという事が重要なのである。だからあえて冒頭で宣言したのだろう。 

「カジュアリティーズ」ではベトナム戦争における米兵の所業をマイケル・J・フォックスやショーン・ペンなどの有名俳優起用によって映画作品的に弾劾したが、本作では有名俳優は起用せずHDカメラ多用によるドキュメンタリー・ニュース的にイラク戦争でも少女強姦殺人が繰り返されたことに対する憤りを表現している。HDカメラ以外にも、兵士のビデオダイアリー、監視カメラ映像、インターネット映像など様々な角度から事件を検証・描写しており、フィクションとしてはかなりリアルな出来栄えである。更に、兵舎でビデオを撮っている兵士に「僕のカメラは嘘はつかない」と監督の気持ちを代弁させるなど事件が真実であることを強調している。 

本作では『無音のエンドロール』が特に印象的だった。これは米兵による少女強姦殺人にマスコミの多くが沈黙するのならば、自分は作品の終幕とともに沈黙し、反戦への祈りとするデ・パルマ監督の強固な意志の表れではないだろうか。デ・パルマの正義を感じた。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.9
これは気合い入っております、デ・パルマ監督…捨て身の逆“WARedact”に食い入って見ちまってた。
自信の作品『カジュアリティーズ』から20年以上経過しても変わらない米国の傲慢さ…イラク戦争の“編集された”ある真実を、今度はリアル過ぎるフェイクなフィクションで描き切る。
いやぁ、最後の目線まで見事に皮肉っている。
自由の国ゆえに生み出せた作品だが、この作品を上映禁止にした運動もまた自由ではあるが、いつか自由もリダクトされるのだろうか。
Misosru

Misosruの感想・評価

2.9
イラク駐留米兵の残虐ぶりに関する ”フィクション・ドキュメンタリー映画” 。
とにかく胸が痛くなる映画だった。あまりにも残酷すぎる。
デ・パルマらしさはあまり無かった。
フェイクドキュメンタリーだが、現場の凄惨さを知るには充分すぎる。
生命の危機感と性欲は比例する訳で、決して兵士達のやった事は許されないが、諸悪の根源は何なのか考えだすと絶望的な気持ちになる。

軍事産業がある以上争いを無くすのは現実的ではないが、ひとりでも多くの人が戦争の凄惨さを胸に刻み込んで欲しい。
RyujiOroku

RyujiOrokuの感想・評価

4.0
戦争の残酷さが伝わってくる。
ながら見でちゃんと視聴してないけど、もう見直したくないので適当なレビューを書く。ほんときつい。
実際の事件を基に作られ、手持ちカメラと監視カメラ、ニュース映像を繋ぎ合わせたドキュメンタリー調の映画。

ドキュメンタリー映画『デ・パルマ』を思いだすと、監督が戦争が嫌いなのは兵役拒否したことを話すくだりから分かるんだけど、何が嫌いかを想像すると軍隊内の社会が嫌いなんだろうか。

この映画に出たレイプされる役を演じた俳優さんは、監督がアメリカに連れていったことを『デ・パルマ』で話している。演出した時にとまどったことがあったことも話していた。
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