ヴェネチア映画祭最高賞受賞。カトリーヌ・ドヌーブ主演の現実、幻想、妄想の入り混じったエロティックな異色作。
女性の性をテーマに妄想に苛まれる1人の人妻を描いた話。下世話になりそうな話だが、美しい映像、演出で不思議と上品さが感じられる。
特徴は唐突な妄想シーンの挿入。主人公が夢みる非現実世界は、サラっと現実の延長に挿入されるので、どれが真実かわからなくなる。「さっきのシーンってなんだったんだ?」と観客を飽きさせずに引っ張っていく。
初見だとよくわからないシーンが多くあるので、解説サイトを見てみるとより面白いと思います。
奇妙な映画を見たい人にオススメです。