Jeffrey

昼顔のJeffreyのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
4.5
‪「昼顔」‬
紀伊國屋書店から発売されていて廃盤だったブニュエルの「昼顔」のBD見つけたから購入した。個人的に美貌がピークだった頃のカトリーヌドヌーヴに魅了される…本作は67年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し後にオリヴェイラが夜顔を撮っている。これからこの異常性愛映画を人生2度目の鑑賞した。‪‬冒頭、馬車に乗り森で鞭打ちされる女。ベンチに腰掛け悩み抜き宿へ…髪を下ろす。流石4kと言う美しさ。本作は売春宿で働く女を軸に彼女の夢、幻想と現実を前触れなく突然混ざる形式の為、混乱するがこれが古臭い内容だった小説を画期的な物にし、ブニュエルの策略が本作を金獅子に輝かした。‬ブニュエルが金獅子に輝いた傑作と個人的に思う本作の成功の一つに現実的な物語で終わる低俗な話に幻想を混ぜた点や映像の形式的な美が多いに貢献してるに違いない…更に主人公の特殊な性格がより観客を引寄せる。それが美貌ドヌーヴになる。夫に隠れて売春宿で働く昼顔…それは彼女の名前。‬
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