バムセ

湿地のバムセのネタバレレビュー・内容・結末

湿地(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アマプラでオススメされて観た北欧ミステリー。タイトルから表現されている様にジメジメした田舎の閉塞感の中の負の歴史を掘り返す嫌な作品でした(褒め言葉)

アイスランドのレイキャヴィークで発生した殺人事件を調査しているうちに、小さな町の抱えるかなしくも恐ろしい事実が判明していきますが・・・

アイスランドの寒々しい風景の中に閉ざされた秘密。捜査を続ける刑事が、クールな中にクスッと笑える行動、問題児の娘との距離感が掴めないもどかしさ等、良かったです。事件の真相である母の若い頃の過ちによって辛い運命を背負わされる息子が切な過ぎます。田舎の犯罪、不正って、何処の国でも同調圧力みたいのが働き、表に出にくく、嫌な気持ちになりますね。
事件を通じて、父娘の絆が深まったのが、救いですね。
バムセ

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