LGB(LGBTのうち性指向であるLGB)の世界を描いたジュブナイル『ハートストーン』(このサイト参照)のアイスランド映画でミステリーだ。
ともかく渋い。
話の展開から、風景から、登場人物から、何から何までがイケてない。
つまり、リアルなのだ。ハリウッド映画はイケメンに美女が活躍するが、ここにはほとんど登場しない。派手な銃撃戦も、アクションもない。
ビヨークのような女性刑事も、それもリアル。
十津川警部のように、事件の背景にある悲哀を覗いてしまう主人公の刑事も、ヒーロー然とした爽快さがなくて、そこがリアルだ。
北欧もの『刑事マルティン・ベック』(これも、このサイト参照)にも似ていると感じた。
でも、好きだな。