ベルサイユ製麺

湿地のベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

湿地(2006年製作の映画)
2.8
深夜2時。
頭の頭痛が痛くてEVEを2錠。
観始めたは良いのですが、瞼がたらーん。
眠い…。観るのを中断すると目が覚める。また観る…眠い…止める…覚める。
身体がイヤイヤしているのかしら。

まいった…。
うとうとしては巻き戻し、一応ゴールには漕ぎ着けたのですが、特に何の印象も残っていない。皆様が言及している“テイクアウトの羊頭”の事しか…。
Filmarks始めて以来、最大の危機。完全なる虚無です。
何も思いつかない時の常套手段、“パッケージを読み込む”を試みましたが、ごちゃごちゃいろいろ書いてますけど…うーむ。コートのファーと髭の質感が似ている事ぐらい頭に入ってこない…。タイトルも漠然としていてイジる余地無し。
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「ウィキペディア
湿地
ページの問題点

この項目では、地形について説明しています。キノコの一種(しめじ)については「シメジ」をご覧ください。」

!!
そうか!“しっち”とばかり思っていたけど、正解はシメジかぁ。このジャケでシメジと書いてあるとは思わなかったなぁ。そう思って改めてジャケット写真見てみると、この2人が只ならぬ関係に思えてきたぞ…。

エ:エーレンデュル刑事。パッケージ右側の髭。先輩。(cv大塚明夫)
シ:シグルデュル刑事。左側。後輩。(cv関俊彦)
♠︎ ♠︎ ♠︎

…先輩、最近ちょっと様子が変なんだ。今までは俺が視界に入っただけで怒鳴りつけられていたのに、今は何も言わない。それに、たまに視線を感じ事がある。気のせい?
それ以上に気になるのは、先輩のデスクのパソコン。さっき、たまたま見えた画面。画像フォルダの中に、俺の写真と、“湿地”の画像?アレどういう事なんだろう?…何に、つかうの?…
「おい」

エ:「おい!」
シ:「あ!はいっ!!すいません先輩!」
エ:「何一人でぶつぶつ言ってるんだ?まあ、いい。それよりちょっと会議室まで一緒に来てくんねーか。力を貸して欲しいんだわ」
先輩の表情は逆光で窺い知れない。が、ブラインドから射した光が先輩の耳先を赤く照らしている。何か、適当な口実で断れば良い。なのに一気に頭に血がのぼったみたいになって、何にも思い浮かばない。
シ:「…はい。湿地…、ですよね?」
エ:「あ?…まあ、そんなとこだ。」

♠︎ ♠︎ ♠︎

いや、何を書いてるんだ!やっぱり眠いんだわ。さっき鏡チラッと見たら、ゆるめるモ!のあのちゃんみたいな顔色だったものな…。

えーと、では嘘の『湿地』のストーリー解説をします。
…ベテランの刑事エーレンデュルは腕は良いものの、誘惑に弱く重度のアルコール依存症である。その為、素行を問題視され出世コースからは外れてしまった。
苦労を掛け通しの妻の事を思い一念発起したエーレンデュルは、朝早く聴き込みに出かけた湿地の葦の茂みの間に、なにやら黒いポリ袋に入った塊を見つける。何と袋の中身は番号がバラバラの札束だった…。
大金を手にして気が大きくなったエーレンデュルは、早速刑事仲間を呼び集め、パブで飲めや歌えやの大騒ぎ。
翌朝、パブに迎えに来た妻に叩き起こされたエーレンデュルは、無駄遣いを叱責する妻に、大金が手に入った事を告げる。しかし、いざ支払いをしようとすると、無い。どこにも。札束の影も形も…。慌ててパブの店内、通り道、思い当たるところを全て隈無く探したもののやはり見つからない。…俺はとうとう金持ちになった幻覚を見るところまで落ちぶれちまったのか…。
自らのアルコール依存症が本当に危険な域まで達している事をやっと悟ったエーレンデュルは、それから一切アルコールを口にしない事を誓う。断酒会やセラピーにも通い、散々苦労を掛けてきた妻の恩に報いるためにも懸命に仕事に励んだ。
…それから三年後のニューイヤーイブの夜。ガムシャラに働き、若くして警視にまでなったエーレンデュルは、彼を支え続けてくれた妻に労をねぎらう意味で2人だけのささやかなパーティを開きます。
その席で妻が口にしたのは3年前の、あのパブでの出来事の真相でした。
…妻が迎えに行った朝、泥酔し眠りこけるエーレンデュルが手にしているのは札束!明らかに出所が怪しい。刑事による横領となると懲戒免職は免れない!とっさに札束をエーレンデュルから隠した妻は、最初から札束など無かったと彼を言い包め、札束は自分が拾った事にしてコッソリ警察に届けていたのだった。
真実を知ったエーレンデュルは(落とし主不明のため、3ヶ月で妻の所有物になった)札束を見ながら神妙な面持ち。そして、妻を責めるどころか再起のきっかけを与えてくれた事に深く感謝します。真人間になり家庭のために懸命に働いてくれたエーレンデュルに、妻は「久しぶりに一杯くらいいいのよ」とグラスを差し出します。「そうだな」とグラスを取り、しかし暫し考えた後、彼は言います。「やめておくよ。また夢になってしまいそうだから…」


おっと、ついオチまで書いてしまいました!でも、ご安心を。嘘のあらすじですから。
それにしてもこんなにスラスラとお話が浮かんでくるなんて、ひょっとして自分、才能が有るのかな?何故か座布団に正座した着物姿の男の姿も浮かんだけど。

ダラダラと(本当に面白くない)文章を書いてしまいました。何のバグだか、下書きを保存するたびに薔薇妄想部分だけ何度も消えて心が折れてしまいそうでした。きっと映画を粗末に扱ったバチだと思います。反省しています。眠い時は素直に寝ます。
なお、cv考証は腐った同僚にお願いしました。中村さんありがとう。