日常の光とジンジャーの気持ちみたいなブラウン色がずっと頭に残った。
10代の頃って自分もそうだけど、今自分の周り半径1メートルぐらいが世界の全てで、入ってくる情報、周りの人。それだけが全てだと思ってる。
ずっと同じだと思ってたけど、ちょっとずつずれていって片方だけが遠くに大人になってしまって。
私も私も。って焦る。
学校も親も何にも嫌になって、自分の信じたものだけ。
パパの哲学っぽい感じは好きだったけど、ただの現実逃避だと思った瞬間、悲しかった。
周りの大人がいい人。でも、やっぱりジンジャーの気持ちは全部わかってくれない。
ジンジャーの気持ちはなんだかわかる気がしたけど。
ラストのジンジャーの気持ちが爆発してしまうシーンは、釘告げになってしまった。
エルファニング素晴らしい。惹きつけられる、見ているこっちが入ってしまう。
表情の全てが好きだった。
赤毛が良かったし、あのダボっとした制服も可愛かった。
2人で悪いことしてるシーンはワクワクした。
カトリーヌドヌーブの泣き顔がすごく好きなんだけど、エルファニングの泣き顔もすごく好きだった。女の子の泣き顔ってなんでこんなに素敵なんだろう。
ローザのアイラインを引いたとき、髪の毛をあげだしたとき少女ってこんな風に女になってゆくんだっておもった。垢抜けてゆくのがドキドキしたけど反対に虚しくもあったなぁ。
好きなセリフは
わたしはただ生きたかっただけ。