双子のように育ってきたジンジャーとローザ。変わらないでと願うものは変わっちゃうし、変わればいいのにと願うものほど変わらない。だいたいそんなもん。
いつ第三次世界大戦が起こってもおかしくない時代に思春期を過ごすのきっつーー。私ならもすこし激しめに爆発してたかもしれないと思える。このジンジャーの成長記は希望。思春期の私にみせてあげたかった。
こういう話で私が一番簡単に寄り添えるのってローランド的な役回りのキャラなわけで毎度のことながら残念。ろくでもなさを噛み締めてとりあえずやり過ごす。
めっちゃかわいいよねー♪くらいにしか思ってなかったエル・ファニングのこと、一気に大好きになってしまった。笑顔も、なびく赤毛も、ローザを見つめる眼差しも、泣き顔も、とにかく完璧だった。