あい

ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界のあいのレビュー・感想・評価

3.5

「永遠」の脆さ。
世界も、友情も、愛も、自分の命も。
信じることは愚かだと気付くのは、いつだって裏切られたあと。

『ジンジャーの朝』というタイトルが示すものは、無垢に信じて守られているだけの少女だった自分にさようならをした朝。
どんなに裏切られても、傷ついても、朝がきて、生きていられる世界を愛せるようになった朝。

ああ、色々書いたら全てネタバレになってしまいそう...

今更いうまでもなく、エル・ファニングは素晴らしい〜
いきなり広島のきのこ雲の映像から始まったので一体なんの映画かと思ったけど、キューバ危機の真っ只中という時代設定で核に対する不安が蔓延しているがゆえか、ダークな色味の映像もよいなあ。
あい

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