紙の媒体で音楽の物語を読むと、どんな音がいま流れてるんだろう…って想像するのが好きです。
先日、原作を読んだので娘に話していたら、実写してるよって教えてくれたので、さっそくGEOってきました！
アキが佐藤健って………なんて神キャスティング！！！古泉監督のインタビューで、アキに佐藤健クンはどうかなって想像し始めたら、佐藤健クン以外のアキが想像できなかった、って話されてたけど、激しく同意！
佐藤健クンって私の中で「立ってるだけで雰囲気を醸し出す選手権 」No.1なんですけど（ちなみにNo.2は窪田正孝クンでNo.3は菅田将暉クンです）、原作のアキにはめると、もうドンピシャ。ヘリポートで佇む姿、隅田川の川辺でラジコンヘリを飛ばす姿、心也の曲を歌うリコを見つめる姿。もうね、佇まいが……涙出るくらいアキで胸が締め付けられる。挫折や後悔、劣等感を胸に押し込んだ天才を、本当に繊細に演じてくれていて……すきーーーー！！！
映画としてはありきたりな話なんだけど、演者と監督と音楽が、映画のレベルを一段階も二段階も押し上げてる。とはいえ、原作未読者には、ちょっと心情的に追い付けないところがあるかもしれないね。心也や高樹Pがどんな人間なのか今作からだと伝わりにくいから、原作読んでたほうが何倍も感情移入できると思います。映画より連ドラのほうがいいだろな。
Mr.佇まいNo.2の窪田クンも出演してるけど、今回はそれほど本領は発揮できてなかったかな。でもビジュアルは完璧！まんま心也やん。原作では心也はすごい重要なので、もう少し丁寧な扱いをしてくれると窪田クンも醸してくれると思います。
それにしても…大原櫻子ちゃんは本当に歌が上手いですね。試しに「明日も」を口ずさんでみたけど、無理ゲーでした。サラッと歌ってるけど、激ムズ曲やん。
