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TRASHED ゴミ地球の代償のTOTのレビュー・感想・評価

TRASHED ゴミ地球の代償(2012年製作の映画)
3.7
レバノン、イギリス各地、アイスランド、ベトナム、サンフランシスコと、ジェレミー・アイアンズが世界各地を回りながら、とても良い声で、とても恐いゴミ問題について説くドキュメンタリー。
ジェレミー・アイアンズの恐らく全部私服な衣装や、取材先にバイクで訪問、飼い犬と連れ立って歩く姿が見れるのもオススメ(ファン向けコメント)。

イギリスにヨーロッパ最多の埋立地があって、人口の8割が埋立地の2km圏内に居住ってのが意外だった。2kmって徒歩30分だよ?!
でもやはり埋立よりも焼却がベターなようで、焼却施設は世界に約800あるそう。
アメリカ190、ドイツ53、日本469、イギリス30(!)。日本頑張ってるね。
でも焼却してもダイオキシンなどの排ガス問題はあるし、施設建設費用で町が財政破綻して自己破産とか、ダイオキシンやプラスチックの人体に及ぼす影響、海に流出したゴミの行方などエトセトラエトセトラ。
ゴミの分別や再利用、コンポストに取り組んで雇用も創出しているサンフランシスコが興味深く。

知った気で知らん顔していた現実をドンドン突きつけられ、どうすりゃいいんだ!と頭を抱えたくなりますが、とりあえずエコバッグ持ち歩く&簡易包装を選ぶを実践しようと思いました。
後半登場するイギリス人女性が家族3人+うさぎで出る年間のゴミの量がレジ袋一個分って言ってたんだけど、そこまでは流石に無理かな…でもまぁ地道に…
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