のりまき

男たちの挽歌 IIののりまきのレビュー・感想・評価

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)
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亜州影帝、例えその姿がタイプでなくとも、この映画を見れば彼にひれ伏すでしょう。というくらいチョウ・ユンファがカッチョエエ!大抜擢だった前作と違い、こちらは彼をねじ込むために、なんと双子説を展開。そんなごり押しも許せるくらい素敵…。漢族大好きな、踏まれて踏まれて大逆襲なのだが、まあその熱いこと!漢の世界〜!
87年香港。前年に公開された前作のヒットを受けて大胆に改変された第二作。このフットワークの軽さと、俄のくせに纏めあげる手腕が当時の香港製造。ジョン・ウーとツイ・ハークが並んでクレジットされるだけで騰がるよなあ。後付けの紐約パートにも力が入っていて、ペキンパー張りのホテルの廊下シーンからの階段落ち。もうそれだけで元ヤクザのくせに人を撃ったかも分からずメンタル弱すぎのロンさんのくだりを許す。兄さんとキットの確執からのイチャイチャも漢民族定番だし、1で死んだ人たちの再登場もご愛敬。香港映画の代表作といっていい。
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