tjZero

サイド・エフェクトのtjZeroのレビュー・感想・評価

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)
3.6
精神を乱したヒロイン(ルーニー・マーラ)が出所したばかりの夫(チャニング・テイタム)を襲撃してしまう。彼女の主治医(ジュード・ロウ)と元主治医(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)のふたりの精神科医も事件の謎に巻きこまれていくサイコ・ミステリー。

R・マーラは病んだ役が良く似合う。ダニエル・クレイグなんかと同じく、眉が高く張り出していて眼が窪んでいるため、照明の加減によっては両目が黒くつぶれて顔面がスケルトンのように見える瞬間がある。彼女とクレイグが共演した『ドラゴン・タトゥーの女』はベストのキャスティングだったと思う。

本作に話を戻すと、登場人物がTVドラマ並みに少ないし、ヒロインが逮捕されてからの後半に起伏が乏しかったりして少し弱い脚本。
ただ、スティーヴン・ソダーバーグ監督はそんな弱い素材でもうまく料理して、お代の分はしっかりペイ出来るようなレベルまで押し上げている。
何気ないセリフのやりとりのシーンでも、俳優たちのぶつかり合いにパワーがあり、熱気がある。普通の会話の場面をしっかりと撮れる監督の作品は安心して楽しむことが出来る。