Mariko

42〜世界を変えた男〜のMarikoのレビュー・感想・評価

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)
4.1
アメリカ・カナダ全ての野球チームで永久欠番になっているという42番。
この背番号42をつけていた、アフリカン-アメリカン初のメジャーリーガー
ジャッキー・ロビンソンの伝記。

人種差別が激しかった1940年代に、いかにそれを乗り越えてメジャーリーグで活躍して行けるようになったかが、案外淡々と描かれるのだけど、この淡々としたペースに歩みを合わさせられるかのように観ている方も徐々に心を掴まれ、気がつくと物凄く感動している、というなかなか珍しいパターン。

このジャッキー・ロビンソンを演じるのが
我等が国王ティ・チャラ、、、じゃなくてチャドウィック・ボーズマンなのだけどなんというか、寡黙ながら強い意志を持ち身体能力は超人的、しかし時に感情が暴発してしまうという、ティ・チャラそのもののような性格性質が垣間みられ、私の脳内では最初っから最後まで
「この方、野球選手は世を忍ぶ仮の姿、社会勉強が終ったらワカンダに戻り国王になられることが決まっている」
として観ていて、何の違和感もなし!
正体を知ってる誰かがうっかり 
Your Highness 
って呼びかけてしまわないか、とそれだけは心配になったけれど、全編満喫した。

(大真面目に書いてます(笑))
Mariko

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