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オスロ、8月31日のntm723のレビュー・感想・評価

オスロ、8月31日(2011年製作の映画)
3.4
ヨアキム・トリアー特集にて。
自分自身はこうはならないとほぼ確信しているものの、もし主人公と同じ立場になったら悲しいけどそうしてしまうかなという気になってしまった。
色んな人に会って、それぞれ悩みを抱えて生きてるってことも分かったし、笑顔にしてくれる人もいたけど、やっぱり1番身近な人、会いたい人に拒絶されたらもう救いなんてないよ。

両親の話が出てくるけど、今でも夫婦仲が良くて、比較的子どもを好きなように育ててきたように語られるのに、なんで彼がこうなったのかを考えると、もう何が正解か分からなくなる。
もちろんこれは息子目線での語りであって、麻薬に寛容だったりとかちょっと偏りがあったようやし、きっとそこに何かしらの原因があるんやろう。

周りの人間がもし弱っててもう会えないかもっていう悪い予感がしたら、離れるのこわい。
こういう気持ちになったことあるって人は割と多いはず。実際私もそういう時期もあった。
でもみんなそうだよって共感して励まされるものではないので、滅入ってる人には観て欲しくないな。
自己肯定感もっと上げていかないと。
映画としてはとても良いと思うけどね。
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