本当に素晴らしいです。。
大半の人は【ヲタク系超B級映画】と呼ぶでしょう。。
まったくその通りです。。
しかし、、だ。。
ヲタクに媚びた作品ではなく、ヲタクな監督の自己中な作品なのだ。。
感覚としてはジェフリー・ファルコンの『シックスストリングサムライ』に近い。。
監督がやりたかったものを観客が観る。。
映画とはそうあるべきなのだ。。
その上で大切なのはその自己中の徹底ぶり。。
『スコット・ピルグリム～』はそのヲタク要素を全編に渡って映像化し続ける。。
ヲタク映画にありがちな、知識をひけらかす台詞で魅せる作品でない点かこの映画の最大の魅力だ
一番の魅せ場であるアクションシーンは間違いなく映画ファンの心を鷲掴みにするはずだ。。
そして、ヲタク要素は醍醐味ではあるがただの味付けであり、テーマが恋愛からブレない点も素晴らしい。。
まぁ恋愛青春映画として観るには味付けが濃すぎる。。
とことん愉快だ。。
２０１０年代もカルトは生まれ続けるのだろう。。
この映画がその証明だ。。
