ピンクマン

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団のピンクマンのレビュー・感想・評価

4.2
売れないバンドのスコット・ピルグリムが理想の女の子ラモーナと付き合うため、彼女の「邪悪な7人の元カレ」と戦うという恋愛バトル映画。今までの元カレとバトルするっていうちょっとやってみたいなそれっていう妙に遊び心に溢れて下らないストーリーに興味をそそられ鑑賞。

結果、めちゃくちゃ面白かった。鑑賞者にゲームやマンガ独特の行間読みを求められるが、それが出来ればかなり楽しめる。(単に漫画的表現をそのまま映画に持ち込んだという感じなので、そういうのが嫌いな人には噴飯モノ間違いなし)

まずストーリー。やはり期待通りあるようでないような下らないストーリーでとても良かった。

次にバトルアクション。CGを駆使したゲーム的な演出が面白い。「SMAK!」「KROW!」「BOOOM!といったうんざりするくらい前面に押してくる擬音がアクッションのスピード感と質を高めている。漫画をパラパラと読んでいる感じのテンポが素晴らしかった。

そして「邪悪な元カレ」。まず最初の元カレがインド系。映画王国としてのインドキャラに爆笑。そしてストーリーが進行して行くにつれ、ありえないバカさ加減の敵キャラもどんどん登場。

ハマればとことん楽しめるコメディ映画の名作。
オススメ。
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