とある事件を起こし友人一人が死んでしまう。
そのことを隠し1年が過ぎた頃「去年の夏に起きたことを知っている」メールが主人公の元に届く。
んで事件に関わっていた仲間が1人ずつ殺されていく。
ある秘密を共有した若者グループがカギ爪を持ったトレンチコート男に狙われる映画…のシリーズ3作目。
でも本国アメリカでもビデオスルーな今作。
独立記念日にカギ爪持った漁師の殺人鬼が現れるってやつです。
1、2の正統な続編だが、つながりがあるわけではない。
共通するのは人には言えない秘密を抱えてしまった若者達が次々に殺されていくというストーリーのみ。
前作のキャストは全く絡まないが、ストーリーは少し絡んでいる。
つまり1・2で起きた事件は一種の『都市伝説』と化している。
他には鉤爪男の衣装セットを通販で買った時に送られてきたのが『2』の舞台であるバハマからとか、ほんの少しのリンクを見せている。
1も2も観てきたけど、これもなかなか怖かった。
途中までは。
というか、何か違う・・・
個人的には「えー!?」の連続。
まるで殺してくださいとアピールしているかのように各自ソロ活動。
しかも、身を守る道具を何も携帯してなかったり。
そのお陰で緊迫感が皆無と化していた。
あと、人間関係で「あぁ、あの人が犯人だったんだ」って分かるのが『スクリーム』とかこのシリーズの面白いところなのに、これは反則っしょ。
前までは、サスペンスドラマって感じだったのに、今回は、SFになっちゃっているよ・・・
結局犯人は・・・なんですね。
今までのシリーズが本当に好きだったので、このオチは勘弁だった。
出演者も安くて、ジェニファー・ラブ・ヒューイットがいかにスクリーミングクィーンとして偉大だったのかがわかる。
しかし、最後のオチを含めてももっと作品の質は悪いと思っていたのだが、そこまでひどくもなかったのは確か。
観たい人が観ればいい。
けれど『ラストサマー』『ラストサマー2』が好きだった人は要注意という作品。