ひろゆき

アメイジング・スパイダーマン2のひろゆきのレビュー・感想・評価

3.1
銀幕短評 (#219)

「アメイジング・スパイダーマン 2」
2014年、アメリカ。 2時間 22分。

総合評価 61点。

親子映画鑑賞会 その3 。
この映画を観ると すこし複雑な気分になる。

次男は、スパイダーマンシリーズのなかで、本作がいちばん好きだという。しかし、わたしには到底そうは思えないぞ。
過去の採点をひろってみると、
スパイダーマン 1、2、3 (むかしに観たので採点外)
アメイジング・スパイダーマン #217、67点
アメイジング・スパイダーマン 2 今回、61点
スパイダーマン ホームカミング #86、72点
スパイダーマン: スパイダー バース #218、88点
である。

本作は ストーリーの進行がおそいと、わたしは思う。やや散漫であるとも思う。わるくはないが、全体的に少しずつチグハグだと感じる。対して次男は、本作では主人公ピーターの心理描写がうまく 見応えがあるという。なるほどね。

確かに、ピーターのゆれる気持ちを 時間をかけて うまく表現している。前作で グウェンの父と交わした約束を、二人は どう守るのか守らないのか。

と思うと、横から 飲み込みのわるい妻が 次男に向かって「まって待って、今の〇〇は どういうこと?」などと何度も尋ねるので、そのつど再生を中断して説明だ。2時間22分もあるのに、さらにどんどん時間がかかる。そのあいだにビールを取りに行く、柿の種を ぽりぽりかじる。もうすこしシャンとしたスリリングな映画なら、さらに盛り上がるのになあ。

ラストシーンの戦いで 男の子とバトンタッチするカッコいいシーンを見て わたしは確信する。「この映画は、公開時に映画館で確か観たぞ」。 こういう “うっかり” はチョイチョイある。わたしの本棚で、同じタイトルの本が並んでいるセットはいくつかある。

この映画を観ると すこし複雑な気分になる。
ひろゆき

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