Poniha

頭山のPonihaのレビュー・感想・評価

頭山(2002年製作の映画)
3.7
昔、娘を寝かしつける時、娘になんか面白いお話ししてってせがまれました。私はとっさに昔聞いたことのある落語の頭山をベースに、さも自分が思い付いたかのように話てしまいました。男の名前はゴン太という架空の名前までつけてしまいました。

「怠け者のゴン太はさくらんぼの種を飲んでしまいましたが、全然気にもしませんでした。ある日、頭から芽が出てきましたが、ゴン太は全然気にもしません。やがて、春になり桜は満開です。村人たちがゴン太の頭で花見を始めました。。」娘の目は、パパの話って面白い😍って輝きます。 
そして、その後、寝る時になると、「パパ、ゴン太の話をして💕」とおねだりをするようになってしまいました。私は罪の意識に苛まされました。実は元ネタがあって、パパが考えた話ではないんだよと。しかし、なかなか言い出せず、結局言わないままに、娘も大きくなって寝る前のお話もしなくなってしまいました。

そんなある日、娘が落語の絵本を図書館から借りてきました。そこには頭山の話が載っていました。「ふーん、ゴン太の話ってパパが考えたんじゃなかったんだ・・・」

頭山は、私にとって苦い思い出のお話です笑
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