このレビューはネタバレを含みます
序盤★3 中盤★3 終盤★4
若干差別と区別を混同した、誇張したフェミニズム臭のする内容ではありましたが、
良い意味でも悪い意味でも物語は淡々と進み、薄味なのに味わい深く、鑑賞後は甘酸っぱく切なくも爽やかな余韻を残す良い作品でした。
カイロの街並や景色は美しく、流れるエジプト音楽も神秘的で、宗教が文化の一部になっている生活様式も興味深かった。
ただ最初の方で主人公の女性が肌を隠さず普段の服装で観光していたら、地元の男たちが女性を侮蔑するような接し方をしてきたが普通の描写なんだろうか?
こっちでいうタンクトップやチューブトップにホットパンツやミニスカで歩くマブいちゃんネェが歩いているようなもんか…って本作ではおキレイではありますがおばさんですけど。。。
あと気になったのが、仕事で忙しく妻をほったらかす冷たい夫の描写で、
確かに遠くカイロまで来て早く会いたいんでしょうけど、
奥さんも雑誌の編集部で忙しく働いてんねんから理解してると思うねんけど、家庭をあまり顧みない典型的男性像としての役割ですね。。。
2017年158本目