Zoloev

リトルファイター 少女たちの光と影のZoloevのレビュー・感想・評価

4.5
自分の地元、名古屋では上映されずDVD化を待ち望んでた。

タイの国技でもあるムエタイ・・・って言っても小学低学年の笑顔にあどけなさが残る2人の戦士のドキュメンタリー。

ムエタイとはタイ式キックボクシングで打つ、蹴り、首相撲、膝蹴りもある立ち技最強と言われるボクシングの事。


賭けの対象となる為、声援がすごい。金がかかってるから、余計に負けられないのだ。タイ国内で3万人とも言われる子供ムエタイ戦士。家が貧しい為、生きる術としてムエタイ戦士になる道を選ぶ。
この子達、学校も満足に通ってないのかも知れない。小さい身体を武器に練習を重ね、大人の賭けの対象とはあまりに痛々しい。
心臓病を持病に抱える少女もムエタイで金を稼ぐ。勝てば自宅が建つ程の金を受け取り、負ければ手ブラ。
負けた少女は飲み屋の見せ物としてショーに立つ。
たくましい・・日本の子供とは違う目の輝き、そして瞳の奥の力強い眼光。
試合前のリングで踊る、戦う前の儀式、ワイクーもすごく様になってた。
1時間の短い映画だがムエタイ少女の激しい生き様が詰まった映画だった。
わずか10歳にも満たない少女がまさに身体を張って一家の稼ぎ頭として、それこそ身を削って稼いでいる姿に金を賭ける歪んだ世界を垣間見た。