社会のダストダス

ビザンチウムの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

ビザンチウム(2012年製作の映画)
3.1
作品によってすごく可愛いときと、そうでもない時のギャップが激しい気がするシアーシャ・ローナン。本作はその真ん中くらい、顔色は良くないけど可愛い。

元々顔面蒼白で陽の光で溶けそうなくらい儚げなシアーシャは特別なメイクをしなくても霊界の住人に見えるのでハマり役。何も起こってない段階で既に切ない雰囲気が漂っている。

シアーシャ・ローナンとジェマ・アータートン、加齢が止まっているため親子に見えない親子設定というのが面白かった。基本的にアクションのないドラマ展開のストーリーだと思って、ぼーっと油断していたら、時々ブシャー!というシーンが来て結構ビビった。

普通にお天道様の下を歩いているデイウォーカーなヴァンパイア達、
設定とか雰囲気は良かったけど、如何せん回想のシーンが多いのが少し気になった。このての作品としては得に驚くような過去があるわけでもなかったので、もう少し現代のストーリーにフォーカスしてほしかった気もする。

200年一緒にいた割に最後は結構アッサリで少しオチが弱い、ピークが前半だった感が少し残念。
ヴァンパイアに転生する祠?のシーンは結構インパクトがあった。
自分も老衰で死ぬときはシアーシャに看取ってもらいたいものです。