YUMI

ビザンチウムのYUMIのレビュー・感想・評価

ビザンチウム(2012年製作の映画)
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このシアーシャ・ローナンという女優さんは、美しいだけでなく、どこかミステリアスで怖いような雰囲気を持っていて、ちょっと若い頃のイザベル・アジャーニを彷彿させますね。
そんな彼女にはぴったりな役どころだったと思います。
前半は、現代のシーンと交錯して19世紀の娼館の様子や、謎の洞穴、そこから飛び立つ鳥(コウモリ?)の群れや、赤く染まった滝など、ゴシック・ホラーの雰囲気を漂わせながら、比較的淡々と進んでいくのに、終盤には一気にアクション映画っぽくなって、とても見応えがありました。
永遠に生きる、しかも若い姿のままで、ってのは、空想の上では素敵で憧れますが、実際にそうなると、住む場所やら生活費?なんかを稼ぐのが大変そうですね(いきなり現実に戻るw)。
今どき、社会保障番号や、それに類するもの(住民票やら身分証)がなかったらバイトすら出来ないしw
で、結局のところ娼婦になるしかないのかなあ。
ラストは、二組の永遠のラブストーリーの始まり、って感じで素敵でしたが、クララに惚れてたのに母親の遺したアパートを売春宿にされた挙句に転落死しちゃったノエルがとても気の毒でした。す
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