なでしこ

大統領の料理人のなでしこのレビュー・感想・評価

大統領の料理人(2012年製作の映画)
4.0
再鑑賞。
フランスのミッテラン大統領のプライベートシェフを務めた実在女性シェフをモデルとしたお話。
どこまで実話なのかは定かではありませんが、官邸内の裏の様子が見られ面白いです。

南極基地で料理人として働く女性シェフ、オルタンス。南極での任務最終日に、彼女の前職場だった仏大統領官邸エリゼ宮での日々を交差させ、なぜエリゼ宮を辞めてしまったのか、南極基地へ来た理由を紐解いて行く作品。

🍽美味シーン🍽
オルタンスさんの得意は地元の名産を活かした母親を思い出すような家庭料理。
ミッテラン大統領も、豪華絢爛な料理ではなくシンプルで素材本来の味が大好きな実はグルメな方。

エリゼ宮でオルタンスが作る料理の数々は美味しそう!
大統領に出したの最初の昼食メニューは
ボルチー二茸のスクランブルエッグ、サーモンのファルシ、デザートはサントノレ。
尼さんのおなら、なんて名前のメニューも。

オルタンスの料理は大統領や来客には日々称賛され成功したのも束の間、大統領が主治医から食事制限をされるようになってから思うメニューが作れなくなってきます。

ある夜、グルメな大統領がお忍びでキッチンにやってくる。
主治医が聞いたら怒られそうな^_^バターたっぷりの好物の黒トリュフのタルティーヌとワインをこっそり振る舞います。

この時の大統領の、オルタンスを励ますセリフが良いんです。
「私は逆境があるから頑張れる。
逆境は人生のトウガラシだ」
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