『キャプテン・フィリップス』
75点。実話ベースで結果が分かってるのにあの緊迫感は凄い。役者も無名が多いためか海賊が本物にしか見えなかった。最後、嗚呼助かった…と本気で思ったし、それは完全に演出の勝利だと思う。手持ちカメラや細かいカットバックがトレードマークなグリーングラス監督だが、画角もキモだなぁ、と。通常の劇映画よりも若干サイズが詰まってる画が多いことによる緊迫感・圧迫感の計算を感じた。
最後の色んな想いのフィリップスをほぼ説明なくただただ見守ってる設定と演出が素晴らしかった。【ドラマ】っていうのは台詞からのみ産まれるものじゃないんだ、って事を意識しなければ。邦画も。
そして、闇夜から滑降してくるSEALsに萌える。筋肉刺青男たちの無言の準備風景、艦上から小型艇への一撃必殺射撃、彼らは何の表立った称賛も受けず、その日のうちに次の現場に向かうのだ･･。きっとそうだ。プロや。。。
