終始 緊張感が半端なかった。
これは実話。
ソマリア沖で海賊の襲撃に遭う米コンテナ船マーク·マラバマ号。
リチャード・フィリップス船長の回顧録「キャプテンの責務」より映画化。
海賊がコンテナ船を追ってくる恐怖。
船に乗り込まれてからも 隠れている船員が 見つかるか見つからないかの恐怖。
銃を突き付けられながらの押し問答や
救命艇での狭い空間の息苦しさと
アメリカ軍に囲まれてのプレッシャーで
切羽詰まって苛立ち
今にも発泡しそうな海賊たち。
そのハラハラ感が弛む事なく 延々と続くのですが
救出も忠実に描かれているのでしょうか?
どのように対処するのかを観るのも面白かったです。
船員たちの反撃方法とネゴシエーターの交渉。
秘密の暗号のような言葉で フィリックスに指示を伝える様子や
ラストの射殺に至るまでも 興味深く観れた。
海賊の行為は許し難い事だけれど
その背景はアルカイダに強制されての事であって
そこで生きている彼等の哀しい運命も感じましたね。
言わずもがな トム・ハンクスの演技よ!
緊迫感MAX状態にありながら キャプテンの威厳もあり
特に 助かった時に「もう大丈夫」と船医に声をかけられた時の
フィリップスの安堵の表情がすごく良かったです。