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キャプテン・フィリップスのtakumiのレビュー・感想・評価

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)
4.4
2009年に実際に発生した、アメリカ船籍の輸送船がソマリア沖で海賊に襲われた事件を描いた作品。

凄まじい緊迫感に圧倒された2時間でした。観る前は交渉シーンが多くて退屈そうだな、等と舐めてましたが、ハラハラする展開も非常に多くて映画的に楽しかったです。

ポール・グリーングラス監督のグラグラ揺れるカメラワークは船上実録モノだと効果的ですね。武装のないコンテナ船と海賊との戦いは、放水したり波を立てたりしてたり、海運局がかなりの塩対応だったりと、リアルっぽくて良かったです。最後、シールズの対応の鮮やかさ。

主人公はもちろん、海賊側のドラマもキッチリ描かれていたし、トム・ハンクスはもちろん海賊側の役者さんの演技も凄まじくて物語にも入りやすかったです。グダグダ説明的なセリフを使わず、社会問題的な側面をそれとなく匂わせる演出も良かったです。

エンターテイメントとしても、社会派実録モノとしても楽しめる傑作です。ぜひ。