あおい

イップ・マン 最終章のあおいのレビュー・感想・評価

イップ・マン 最終章(2013年製作の映画)
3.2
「葉問」の意志は確かに繋がれる…

ドニー・イェンではなく、アンソニー・ウォンのイップマン。本家と比べたら、どこか物足りんけど、まぁよし( ^ω^ )

ストーリーはイップマン2同様、香港での師匠の後生を描いた感じ。屋上で弟子募って、街の荒くれ者を倒すという、新しくはないけど手堅い。

どこまで現実をもとにして作られてるのかは分からんけど、この映画は弟子ひとりひとりにフォーカスされていて、詠春拳が次世代に繋がれているという印象を強く受けた。

さらに今作では女性がすごく活躍するのもポイント。女性ならではの問題が絡んで、ちょっと翻弄される師匠が微笑ましいのと、かなりイケメンな師匠が見れた( ^ω^ )

キャラの作り込みはすごい良かったんやけど、師匠たちがただのチンピラすぎたのが良くなかった。側から見たら徒党組んだチンピラでしたかない。やってることが敵と同じで、それゆえアクションでのワクワクも減退した。

あとブルース・リーが残念でした( ^ω^ )

でもひとつ良かったことは、ン師匠!いやいや完全なる「インファナルアフェア」ややないかい!2人並んでる時とか、戦うとことか笑ったわ!エリック・ツァンが全くキャラ拭えてない( ^ω^ )

晩年のイップ師匠を本家とは違うかたちで見ていく今作。ヒーロー感が薄まったからこそ、1人の男として現実的に彼を考えられる映画です。

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