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エアポート'75のMiYAのレビュー・感想・評価

エアポート'75(1974年製作の映画)
3.3
「大空港」は群像劇とパニック映画のバランスのとれた傑作だと思います。今回は墜落の危機にあるジェット機の救出劇がメインとなり、典型的なパニック映画といった趣。これはこれで見ごたえあり。

ジャンボのコクピットにセスナ機が激突するという物凄い設定で、コクピットに穴が開いても飛べるのかとか、いくら低速とはいえヘリコプターから乗り移れるのかとか、ツッコミどころは多いですが、死んだパイロットに替わって操縦するスチュワーデスの悲壮感漂う演技が素晴らしく(美人でないところがポイント)、急遽ジャンボ機に飛び移ったチャールトン・ヘストンのカッコよさ、唯一のシリーズキャラクターのジョージ・ケネディの安定感など見どころは多いです。「乱気流」とか「エグゼクティブ・ディシジョン」とかの後発作品に与えた影響も大きそう。

あと「フライング・ハイ」はこの映画のパロディがメインのようで、もう一度見返したくなりました。
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