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テンジャンのIPPOのレビュー・感想・評価

テンジャン(2009年製作の映画)
3.6
テンジャン=味噌 をテーマに1本の映画を生み出すとは…。凄い。

『ハイヒールの男』と同じ脚本の方だと知り鑑賞。こちらはまた違う角度である意味斬新。
味噌で繋がるラブストーリーをバックに据えたファンタジックサスペンスというなんとも類を見ない世界観。

リュ・スンリョンに不満は無いけど、もう少し若い俳優さんが主演の方が見やすかったかも。謎解き型の進行にちょっとイラっとしたな。後半はしっかりと映画的見応え。途中いきなりアニメが挿入されて困惑したけど。ちょっと作風が掴みにくい…。

味噌、麹、梅の花=香ばしい
という表現が、日本と通ずる感覚でほっこり。大豆畑の緑の美しさも印象的。
満開の梅の花の下のシーンは素晴らしい。

なんかこれは連ドラだったらNHKが気に入りそう…。味噌に関する知識が増えます。

そして、梅の存在がこの作品全体の演出になってることが素敵でした。
最後は塩なんだけど…この意味は最後まで見たら分かる。
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