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飛べ!ダコタのkanのレビュー・感想・評価

飛べ!ダコタ(2013年製作の映画)
3.9
戦後5ヶ月の佐渡島に英軍の飛行機ダコタが不時着。役場に集まった村人たちは対応に追われる。女子どもを隠せという消防団団長。イギリスは紳士の国だという校長。半年前まで鬼畜米英と子どもに教えてたのは誰かと。

たった5ヶ月。
半年前まで敵だった人間。戦争で身内を亡くした者もいる。
しかし古来より佐渡島は流刑の地。天皇陛下から罪人まで全てを受け入れてきた。敵であった彼らも、いまは困っている客人である。困っている者を助けるのが佐渡の者だと、村長。泣ける。

それはイギリス側も同じで、半年前まで殺しあっていた日本人の世話にはなりたくないという人も。

まだ戦中に取り残されている人たちもいるなかで、村の人々と5人の乗組員たちの交流が始まっていく。いろんな国の人たちと助け合い、子どもたちに新しい平和日本の礎になれ、と。
人々はそれぞれいろんな気持ちを抱えながらダコタを助けようとする。


村人と乗組員の交流が描かれるのを主軸として、様々な人間模様の枝葉が刺さっている。2回見るくらいでちょうどいいかも。んもういろいろ盛りだくさん。感動ヒストリー。


印象深かったのが、海軍兵学校で負傷して戦線にも出ることなく戻ってきた健一の言葉。校長先生に臨時教員の職を紹介され、自分が教わったことは国のために死ねと教えられた。お国のため、陛下のため、鬼畜米英を倒して死ねと教わり、その教えを信じて生きてきた。そんな自分が子どもたちになにを教えるというのか!と。

平重盛のときも思ったけど、上手い‼️
心に刺さる❗


オススメ映画です。