陰謀論者X

ディアトロフ・インシデントの陰謀論者Xのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

オカルト陰謀論が好きなのでディアトロフ峠事件を扱ったこの作品を期待しながら鑑賞。「ブレアウィッチ〜」調の一人称視点のフェイクドキュメンタリータッチで話は進んでいきますが、ウラル山脈の雪に埋もれた山肌に謎の鉄製ドアを発見するところから一気にトンデモSFへと舵が切られる。これは「LOST」の第1シーズン最終話で無人島だと思われていた島の地面に運命オカルト論者のロックが鉄製扉を発見した時の高揚感に似ている。矢追純一のUFO特番でも取り扱われたフィラデルフィアでの米軍電磁波実験も絡め「人間が制御する事が出来ないワームホール的な何か」が鉄製の扉の中に広がる秘密実験基地内で発見される。不気味な人型生物群に追い詰められ逃げ場を失った生存者たちは覚悟を決めてワームホールを潜ると、何とディアトロフ峠事件が発生した1959年にタイムスリップし、不気味な人型生物の仲間入りをしてしまうという超バッドエンド。ロシアのオバちゃんが話していた死者は9名ではなく11人だったという話に見事繋がりました。人間には未だ解明出来ない謎があり、誰も助からないというこのノリ、正直大好きです😇
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