TAK44マグナム

死霊館のTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

死霊館(2013年製作の映画)
3.4
「ソウ」の監督であり、「ワイルドスピード」の次回作にも抜擢されたジェームズ・ワンが監督したオカルトホラー。 

実在する心霊研究家の夫妻が主人公の実話ものです。 

夫のエド役のパトリック・ウィルソンは「ウォッチメン」のナイトオウル二世役でしたが、髪型が違うからか、だいぶ細身に見えたのは気のせいでしょうか。 

作品の雰囲気としては、昨今のホラー映画とは一線をがして、じわりじわりと恐怖感をあおってゆくタイプの、いわゆる日本型ホラーの様相を呈しています。 
そのため、中盤までは意外と地味目。だけれども、テンポの良さと演出の妙で退屈には感じさせないのは流石です。 

肝心の「怖さ」について、クライマックスは「エクソシスト」や「ポルターガイスト」ばりに派手に悪霊が暴れるわけですが、正直いうと冒頭のアナベル人形事件が一番怖かったですね。 
夫妻の娘が襲われる時の、「闇が襲いかかって来るイメージ」はとても素晴らしかったですが、全体としてはそれほど恐ろしいホラー映画という感じは受けませんでした。このあたりの感覚は個人差が激しいかとは思いますが・・・。 

ジェームズ・ワンがこだわった「見せ方」と「音」は、どちらも映画の質の向上に貢献していると思います。 
恐怖の対象を極力見せない中盤までなどは、ゾンビや殺人鬼ものと違った、オカルトならではの恐怖感の煽り方だと言えるでしょう。 
また、特に「音」によるショック演出は本当に冴えていて、それなりの音響システムを組んだホームシアターなら相当の迫力が得られるのではないでしょうか。

しかしながら、ラストがややアッサリしていることで少々拍子抜けしたのも事実で、もう少し派手さも加味してくれたら良かったですね。 


セル・ブルーレイにて