鰯

死霊館の鰯のレビュー・感想・評価

死霊館(2013年製作の映画)
4.1
ホラー初心者にもおすすめと書いた人を許さない

ペロン一家(夫妻と5人の娘)は大金をはたいて古い屋敷を買うが、住み始めてすぐに奇妙なできごとに襲われる。危機を感じた妻キャロリンは、超常現象の専門家であるウォーレン夫妻へと助けを求める。

私ホラー苦手なんですよ。それでも克服したくて見たわけです。レビューとかよく読んで、「初心者でもこれなら」とか書いてたからがんばったわけです。結果ですよ...こわすぎでしょ!のけぞったわ!楽しんだわ!

導入部のアナベルの話からひぃひぃ言いながら観てました。"Miss Me?"のメモから早速恐怖で、「いや、捨てたらあかんやつやん!」と思わず突っ込んでしまいました。
ペロン一家が新たに越してきた新居を引っ越し作業を追いかけながら、家の見取り図を示すところから、「うまさ」を感じさせられ引き込まれましたけどね!まったく!ここに限らずカメラワークが秀逸じゃないですか。主観ではないけれど、ほとんどキャラと同じような視線の動き方で怖さ倍増です。「いやもうそっち向けないで」という方向にゆっくりゆっくり動いてく

タイミングのずらし方が絶妙というか、「ここでくるだろな」と身構えて一息ついたところでバーンと展開するとことか、ジェームズ・ワンさん天才ですか?「ドアが開いたと思ったら、お前かよ」「誰かいると思ったら子供かよ」という笑いの演出も織り交ぜられて、心臓にはとっても悪い
かくれんぼのシーンは本当に嫌でした。1対1で目隠ししてかくれんぼなんかするもんじゃありません
キャスティングも見事だし、子役陣の恐れ戦く表情を見てるだけでこちらも恐怖のどん底です。5人娘はそれぞれ可愛らしく応援したくなるし

家族ものとして最後は感動するけれど、ラストの演出もほんとやだった。続編?観ますよ!!
鰯