さとこ

死霊館のさとこのレビュー・感想・評価

死霊館(2013年製作の映画)
4.0
「ジェームズ・ワンの時代」というものを感じざるを得ない。実話ベースの物語であるということで、彼なりにある種「抑え」ながら作った映画なのだろうと考えてしまう。だからこそ逆に恐ろしさが際立つ。インシィディアスとは別種の気味悪さだった。

ここで取り上げられる「悪魔」という存在が日本人にとっては馴染みのないものなのが残念。幽霊(ゴースト)よりは上位の存在で、地獄に棲むものって感じなのかな?十字架や聖水をバンバン壊して行く感じが、神でも太刀打ちできない恐ろしさを表しているのだろうか…そのあたりは推測するしかない。

和ホラーでも祈祷が効かなかったり霊媒師がお手上げしたりする展開はあるから、そんな感じか。

そういう意味で、悪魔払いって教会の許可がいるのね、とか、バチカンが決めるのね、とか、不思議なリアリティが逆に怖かった。それって教会側も悪魔の存在を認めてるってこと…?恐ろしや。。

調べたら死霊館は正式な続編の他にスピンオフ作品も出ているらしく、ジェームズ・ワンの作ったものがブランド化して別の新人監督の出世の機会になろうとしてるのね、と。ソウを初めて見た時の衝撃から、ジェームズ・ワンの時代へ。今後も楽しみだ。