もじゃ

死霊館のもじゃのレビュー・感想・評価

死霊館(2013年製作の映画)
4.0
出オチの人形アナベル。まだタイトルにアナベルか入ってない。

引っ越してきた家族が怪異に襲われる。悪魔の仕業なのか?家族は無事でいられる?
お約束を網羅するわかり易いホラー。だが恐い。見えない友達と遊ぶ子供、殺される飼い犬、父親が家を空ける家族の不安。
最初に悪魔研究家の講義を見せて体験談を振り返るというメタな構造にすることで見る側は何の話なのか理解できる。1作目なのに悪魔研究家夫婦の過去の出来事を匂わせたり、深さを与える事に注力してる脚本に感心。終盤の盛り上がりも凄い。
引っ越しシーンは少し長回しで屋敷内をツアーしてみたり、画角もとても丁寧に作ってる印象。フィルムカメラの周辺視野の暗さも効果的。監督なのか撮影監督なのか、優秀だ。
母親役のリリ・テイラーはホーンティングとか出てるしホラーものが板についてる。顔のせいかな…?
ここからシリーズになるのも、丁寧に作ったからだよなーっていう作品。
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