蠢動 -しゅんどう-の作品情報・感想・評価

「蠢動 -しゅんどう-」に投稿された感想・評価

自主制作作品を自らの手で劇場作品にリメイクしたという情熱に焼かれそう。
狡猾過ぎて自滅する城代側には時代劇常連の上手い役者がのらりくらりの演技をし、振り回される若い武士たちの方はほぼ無名の役者が演じることで見事な群像劇になっている。
作品の中でそれらがバランス良く描かれていて、唸らされた。

このレビューはネタバレを含みます

自主製作魂!

この映画の雪のように何色にも染まったりしない情熱を抱え続けるのは素晴らしいことだ!

素晴らしいことなんだ!!

と、心の汚れた自分に言い聞かせてみました(笑)
藩を守ることに執着する城代、家老たちとそれに振り回される藩士の話。
出身が鳥取県なので因幡が舞台なのは親近感があるなと思ったが、因幡は藩でなく国で藩としては鳥取藩で因幡・伯耆の二国で伯耆にも城代がいるという状態だったのではという気がした。物語なので歴史的な正確性とかは別にどうでもいいけど。そんなこと言ったら喋り方とか絶対違うだろうし。

平岳大をはじめ役者陣はすごいのですが、その他の若手は話し方などかなり気になる。
ストーリーとしては分からなくはないが、やや退屈。
最後の殺陣も、必死の剣であるところはいいが、流石に奇跡的に無傷すぎる。相打ちはよくある剣術の形という感じ。演出、ストーリー、役者といずれもいまひとつ何かに欠けている感じがする映画。
にこぺ

にこぺの感想・評価

2.5
太平の世になっている江戸時代で、お家存続の事ばかりを考える城代達。
お家のためにと捨て駒にされ、不名誉な濡れ衣をかぶって消えていった者もどれほどいただろうか?

殺陣がたっぷりあって、そこんところは楽しめるんだけど、通常の会話シーンがどうにも退屈。話す役者をアップで映す、その話し相手も同じようにアップで映す。その繰り返し。カメラは全然動かない。飽きますがな。
AFRO

AFROの感想・評価

4.0
殺陣はまずいがシナリオが秀逸。
カツミ

カツミの感想・評価

2.8
地味だ。
白を基調にした画面は美しいのですが、舞台劇のような平面的かつ不自然な撮り方があまり好きではないです
物語もどう見ればいいのかいまいちわからなかったです

このレビューはネタバレを含みます

 ある藩で幕府からやってきた剣術指南役がどうやら藩の内情探られてるぞってんで、彼を殺害して若い藩士に濡れ衣を負わせてしまおうという武家社会の密室性いっぱいの話。

 和太鼓の重低音が響いて人の歩く音や刀がぶつかる音とかの音響効果が素晴らしくて静かな映画だけど一転して大きな音がして凄かったです。クライマックスの雪の中での殺陣も平和ボケした侍たちの殺陣というのも現代人にあっていてよかったと思います。綺麗な殺陣ではなくふらふらになって泥まみれの殺陣。
 悪人も出てこずに上役、中間管理職、平社員とそれぞれの思いと葛藤が描かれていてよかったです。

 剣術修行に出たい若い侍、彼の気持ちをくみ取って修行の旅を後押しする剣術指南役、このままじゃ幕府に潰されると藩のために行動する上役たち。そのために若い侍に罪をなすりつけて殺してしまおうとする。
 ただ、序盤から偉い人たちが向かい合って藩の状況やこれからを会議で話しているだけなので画面に動きがなくて退屈でした。

 若い侍の強くなりたいという思いもわかりますが、偉い人たちの会議が半分くらいあるんじゃないかってくらい長いため。必死に働いたのに裏切られるという絶望みたいなものがイマイチ伝わりにくかったです。
 平和な若い侍たちの生活があり一生懸命仕えていたのに、上司たちの事情だけで見捨てられるという武士道残酷物語として伝わってくるものはあまり個人的にはなかったです。
    
tm

tmの感想・評価

2.5
平成版武士道残酷物語やね…。大義の前では個人の犠牲はやむを得ないってところかね? 酷い話やん!!
水曜日

水曜日の感想・評価

2.8
因幡藩に派遣された幕府の剣術指南役の暗殺を巡って、濡れ衣を着せられた剣の天才と藩から追跡を命じられた者達の死闘。

言っていまえば「剣道映画」、あくまでチャンバラではなく剣道っぽい。私は剣道やったことあるんで、監督の“チャンバラと剣道は違う!”という気持ちは分かるが、ラストの見せ場で延々と“剣道”を見せられるのは辛い。

その前の導入部は、BGM無しで長い侍言葉のやりとりが続く。遊びの部分がなく、授業でも受けてるような感じ。うっかり八兵衛が因幡藩にはいないようだ。

で映画として是か?非か?私はこの映画の醸し出す重圧に負けて逃げたい気分にさせられる。時代劇脚本はイタコになって書いてはいけない、現代的でスッキリする嘘も映画には必要だと思う。
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