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不気味なものの肌に触れるのこのレビュー・感想・評価

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)
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触覚的な映画でじめじめしている。監督の距離感覚がダイレクトに触覚的に映されていて、登場人物たちは触るか触らないかをやっている。こういう映画も撮るのか、と思った。フェティシズムが感じられて、川とか、ポリプテルスが繰り返し登場して、特定の動きに偏った重点が置かれている。後ろにうごめく何かを示唆しているかもしれない。あのダンスも、人との距離感を集中させてそのためだけの動きとして出力したものかもしれない。ずっと蒸し暑いような映し方をしていてよどんだ川の下流の雰囲気に似ている。何回か見たいと思った。
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