圧倒的に男側に寄り添って見てしまう。自尊心を傷つけられ、一縷の望みにかけてしまう公衆トイレの落書きシーン、自分で死ぬことはできないのに、他者の助け(?)もあり完全に一線を超えてしまった痴漢シーン。
最後は「顔を隠す」ことで(つっこんではいけない)自分の理想になりかわったロールを演じ、少女に認めてもらう経験を通してセラピーされる。
…のだが、という最後の大オチ。たしかに、普通に助けられるより映画的に楽しいのはこっちである。最高!
少女側視点では、クズ男とのいい関係性が描かれて、このリアルな「復縁」描写もいい。
いい映像、いい音でリメイクしてくれないかな。