えーこ

小さいおうちのえーこのレビュー・感想・評価

小さいおうち(2013年製作の映画)
3.6
直木賞を受賞した中島京子の同名小説を山田洋次監督が映画化。
昭和11年、田舎から出てきたタキは、東京郊外に建つ赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。

松たか子、初めて綺麗だと思った(←えー)
着物がすごく似合っていて、品があるんだわー
着物もモダンでとっても素敵♪
対照的に、黒木華は初々しく、ほんとに純朴そうな田舎娘に見えて、
この二人の女優競演は見どころ!

タイトルでもある"小さいおうち"は、
西洋の家具や調度品、ステンドグラスの窓もかわいらしくて、
戦争が忍び寄る中、ささやかな幸せの象徴のようでもある。
原作は未読だけど、、
「家政婦は見た」みたいな話なのに(←えー)
プラトニックで奥ゆかしく、さざ波のように揺れ動く心が繊細に描かれ、切なくなる。

"始まったものはいつかは終わる"
戦争も、恋も…
でも後悔の日々は終わることはない。
えーこ

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